上土シネマ再生事業(松本電気館再生プロジェクト)について
大正・昭和・平成、そして令和へ。 松本の街で約90年にわたり映画の灯をともし続けた歴史的劇場を、記憶ごと未来へつなぐプロジェクト。
再生事業の背景と成り立ち
■ 100年の歴史を持つ「まちの記憶」
当館の建物は、1917年(大正6年)ごろに「松本電気館」として開館しました。その後、「オリオン座」「松本東映」「エンギザ」「上土シネマ」と改名を重ねながら、約90年の長きにわたり地域の人々に深く親しまれてきました。
しかし、周辺環境の変化や建物の老朽化により、2008年に惜しまれながらも閉館を迎えます。



松本東映

上土商店街「映画祭」グランドコンパ前


■ 草の根の市民運動から、ミュージアム誕生へ
閉館後、2013年頃から「松本市の近代遺産」としてこの建物を再生・活用しようという動きが始まりました。その価値が認められ、2016年には「近代のまちの歴史を伝え、まちの魅力向上につながる建造物」として松本市近代遺産に登録。
これを機に、2017年には地域住民、地元の商店主、そして地元の大学らが結集し、「松本電気館再生プロジェクト」という草の根の市民運動が本格的に始動しました。
そして、長年にわたる保存・再生運動が実を結び、2024年7月、建物はそのままに館内をリニューアルし、「上土シネマミュージアム」として待望の再生オープンを果たしました。
現在私たちは、この「松本電気館再生プロジェクト」を前身とする「上土シネマ再生事業」を進めており、大正ロマンの風情を残す上土町のランドマークとして、この場所からかつての賑わいを取り戻すことを目指しています。
■ 1万3千点を超える貴重な映画資料
館内には、閉館当時のまま残された35㎜フィルム映写機や映画ポスター、スチール写真、映画雑誌、パンフレットなど、1万3千点以上の貴重な資料を所蔵。その一部を厳選して展示することで、当時の映画館文化を五感で体験できる場づくりを行っています。






現在では、松本市民や松本ご出身の方にとどまらず、全国の映画ファンや文化保存活動に関心のある多くの方々にご来館いただけるようになりました。
また、事業に共感いただいた皆様から、温かい応援のお声とともに、協賛金や貴重な映画資料のご寄贈も少しずつ集まり始めています。
私たちのミッション(目的)

歴史的建造物「旧松本電気館」を未来へ残し、「まちの記憶をつなぎ、人をつなぐ場所」として次世代へ継承することが私たちの使命です。具体的には、以下の3つの柱を中心に活動しています。
- 歴史的建造物の保存と復元
松本電気館の1937年当時のファサード(建物正面の外観)を復元し、大正ロマンの街並みを象徴するランドマークへと再生します。 - 膨大な映画文化資料の保護・アーカイブ化
館内に遺された約1万3千点(映画ポスター約7,000枚、スチール写真約4,000枚、映画雑誌約800冊、映画パンフレットなど)の貴重な文化遺産の保存・デジタル化を進め、一般公開を目指します。 - 映画鑑賞文化の体験と地域活性化
現役で動く35mmフィルム映写機による上映会や、映画鑑賞体験の機会を提供することで、映画文化の魅力を次世代へ伝え、街の新たな賑わいを創出します。
【現在の課題】あなたの力が必要です
築100年以上が経過した建物は老朽化が著しく、大小さまざまな規模の修繕が常に必要な状態です。
しかし、修繕費や運営費は常にひっ迫しており、現在は運営スタッフが手作業で少しずつ補修を重ねながら、なんとか維持しているのが現状です。


この大切な文化遺産を守るための資金調達を加速させるために、上土商店街振興組合の役員とラージヒル社が合同で「一般社団法人 上土シネマミュージアム」を設立登記するとともに、ラージヒル社より設立準備金としての協賛金拠出を受け、広く支援を募るための「協賛基金口座」を開設しております。
上土シネマ(旧松本電気館)は、地域の皆様と映画ファンによって支えられている「生きた遺産」です。
この歴史ある空間と文化を未来へ繋いでいくために、ぜひ皆様のご支援・ご協力をお願いいたします。
選べる2つの応援方法
支援の方法は、継続的にコミュニティに参加する「会員(サポーター)」と、スポットで資金を募る「基金への協賛」の2種類がございます。
※クラウドファンディング(返礼付き)も準備中です。
① サポーター(会員)になって応援する
「あげつちシネマ・サポーターズ倶楽部」
当事業を継続的に見守り、一緒に盛り上げていただく会員組織です。地域住民、商店主、学生、全国の映画ファンといった多くの方々に支えられています。どなたでもお気軽にご参加いただける無料のサポーター会員から、財政的に支援いただく有料会員までご用意しています。
② 基金への協賛(寄付)で応援する
「再生事業協賛基金」
これまでご来館者の皆様からお寄せいただいた個人協賛に加え、本事業の趣旨にご賛同いただける皆様からの幅広いご支援を募るための基金です。
協賛基金 概要
- 名称:上土シネマミュージアム 再生事業協賛基金口座
- 募集対象:再生事業にご賛同いただける企業・団体・個人事業主・個人 等
- 資金使途:建物や資料の保存・修繕、展示・上映設備の整備、文化財的価値の継承を目的とした再生事業全般
- ご協賛特典:ご協賛者様のお名前を公式ホームページ内の特設ページに永年掲載させていただきます。
寄付金 お振込先
ご寄付の金額はおいくらからでも有り難く拝受いたします。
※振込手数料は寄付者様のご負担にてお願いいたします。
| 金融機関名 | 支店名 | 口座種別 | 口座番号 | 口座名義 |
| 松本信用金庫 | 本店営業部 | 普通 | 0701775 | シャ)アゲツチシネマミュージアム |
⚠️ お振込をされる方へのお願い
ご寄付・ご協賛をいただける方は、恐れ入りますが事前または事後に下記フォームよりご連絡先メールアドレスのご登録をお願いいたします。事務局より、お手続きの詳細や御礼のご案内メールをお送りさせていただきます。
👉 上土シネマミュージアム 協賛金等募集受付フォームはこちら
(事務局:株式会社ラージヒル)
おわりに
上土シネマ再生事業のページを最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
この劇場は、私たちスタッフだけでなく、応援してくださるお一人おひとりの手によって生き続ける「みんなの財産」です。100年後の未来にもこの場所を残していくために、どうかあなたの力を私たちに貸していただけないでしょうか。皆様の温かいご支援を、心よりお願い申し上げます。
一般社団法人 上土シネマミュージアム スタッフ一同